私の実家は父と父の弟が自分達で建てた家だ。もう、大分古い!壁なんて土壁だったりする。
あれは中学生だった頃だと思う。1人で家にいた時の事だ。
「トントントントン・・・トントントントン・・・」
と何処からともなく音がする。
人間って不思議だ!どうしても、その音の原因を突き止めたい。
家の中を見て回る。わからない・・・音はまだ続いている。
いつもの居間の窓を開けてみる。裏の畑が目に入る。
「トントントントン・・・トントントントン・・・」
音がする・・・窓から顔を出して家の壁を見た!
すると、キツツキが壁にとまって家の壁に穴を開けている・・・
それも一生懸命に・・・家が破壊されている。
母に言うといくつかすでに穴を開けられて、自力で塞いできたようだ。
まさかキツツキが自分の家に穴を開ける姿を真横から見るなんて・・・
衝撃だった!
キツツキだってめったに見ないのに・・・
それから、何日か後に屋根裏を走りまわる鳥の足音がした。
「カサカサカサ・・・カサカサカサ・・・」
爪の音が混じる何とも言えない足音だ・・・
人間の完敗である。実家はキツツキに踏み込まれた。
ちょっと笑える田舎の話でした・・・・
ぽんた
ぷぷっ!!
キツツキって・・・
餌があるって事か?
こだぬき
土壁に餌があると思ったのかもよ。
穴開けたらそこには異世界があって
走り回ったんじゃない? ぷぷ!
コメント
キツツキ…見たことがありません…
想像だと、平和でのどかな感じがしますけど、家は大丈夫だったのでしょうか?
穴は簡単に塞いで有る様ですが、古い家で、至る所から風が入ってきたりするのでたいした事にはなってないと思います。